化合物ごとにS/N比を計算できます。S/N比はメソッドのノイズ条件パラメータに従って定量計算します。
1. [再解析]プログラムの[MSデータ解析]ウィンドウで、データファイルを開きます。
2. 化合物テーブルを作成します。すでに作成済みの場合は、次の手順に進みます。
ヒント: 化合物テーブルの作成については、LabSolutions LCMS取扱説明書 化合物テーブルを参照してください。
3. ウィンドウ下部の[結果ビュー]の[化合物]タブで右クリックし、表示されるメニューの[テーブルスタイル]をクリックします。
4. [テーブルスタイル]画面で[表示しない項目]から[S/N比]、[ノイズ]、[ノイズ開始時間]、[ノイズ終了時間]を選択し、[追加]をクリックします。[OK]をクリックすると化合物テーブルにこれらの項目の列が追加されます。
5. [メソッドビュー]の[編集]をクリックし、[波形処理パラメータ]タブをクリックします。
6. S/N比を計算したい化合物をクリックし、右ペインの[個別設定]を[する]に変更します。
7. [ノイズ・ドリフト計算]をクリックします。
8. [ノイズ・ドリフト計算パラメータ]画面の、[計算方法]を選び、ノイズを計算する区間などを設定します。
9. 化合物ごとに計算パラメータの設定を繰り返します。
10. [メソッドビュー]の[表示]をクリックします。自動的に定量波形処理が行われます。
11. [結果ビュー]の[化合物]タブをクリックし、S/N比を確認します。
12. [ファイル]メニューの[データファイルに名前を付けて保存]をクリックし、ファイル名を入力してデータファイルを保存します。
13. [MSデータ解析]アシスタントバーの、[メソッドに適用]アイコンをクリックし、測定時に使用したメソッドファイルを指定すると、化合物テーブルと定量処理パラメータがメソッドファイルにコピーされます。もしくは、[ファイル]メニューの[メソッドに名前を付けて保存]をクリックし、既存のメソッドファイルを指定すると、化合物テーブルがそのメソッドファイルにコピーされます。
新しいメソッドファイル名を入力した場合、化合物テーブルとすべてのメソッドパラメータがそのメソッドファイルにコピーされます。
ヒント: 手順6で、化合物ごとの個別設定を[しない(デフォルト使用)]に変更し、左ペインの[デフォルト]の設定内容を変更して以降の操作を行うと、共通のパラメータでノイズ・ドリフト計算ができます。