障害の発生は、単純な原因によることがしばしばあります。障害発生時には、まず次の事項を確認してください。
• 電源はすべて入っていますか?
装置本体の各電源が入っていることを確認してください。電源が入らないときは、装置に電源を供給している配電盤を確認してください。
• 光検出器はON になっていますか?
PDA-8000: 光検出器が[OFF]のときに分析すると、エラーメッセージが表示されます。[保守]の[装置チェック]画面で、[装置制御]の[検出器HV]を[ON]にしてください。
PDA-7000: 光検出器がOFF の状態で分析を行うとエラーメッセージが表示されます。メンテナンス の 装置チェック 画面で光検出器をON にしてください。
• 分光器内圧は正常ですか?
PDA-8000: [保守]の[装置チェック]画面で、[装置状態]の[真空計]が[OK]になっていることを確認してください。
PDA-7000: メンテナンス の 装置チェック 画面で分光器内圧を確認してください。
• 分光器の温度は正常ですか?
PDA-8000: [保守]の[装置チェック]画面で、[装置状態]の[温度調節]が[OK]になっていることを確認してください。
PDA-7000: スイッチパネルの温度表示部の温度表示が40℃±1.0℃、設定温度が40℃になっているかを確認してください。
• スパークドアは正しく閉まっていますか?
スパークドア(発行スタンドのドア)が正しく閉まっていないと、安全回路が作動して発光ができません。スパークドアが正しく閉まっていることを確認してください。
• 試料は試料押さえで正しくセットされていますか?
試料は試料押さえで正しくセットしないと、スタンド内に空気が流入して異常放電を起こすことがあります。試料が試料押さえで正しくセットされていることを確認してください。
• アルゴンガスの純度と流量は正しいですか?
使用するアルゴンガスは、以下の条件を守ってください。
純度: 99.999 %以上
酸素: 1 ppm以下
露点: -70 °C
流量分析中: PDA-8000: 5 L/分, PDA-7000: 10L/分
待機中: PDA-8000: 0.5 L/分, PDA-7000: 1L/分