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  • No : 7873
  • 公開日時 : 2022/01/24 14:17
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(LCMS) 検出器間の保持時間のずれを補正したい

(LCMS) 検出器間の保持時間のずれを補正したい
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回答

検出器が複数あるシステムでは、検出器のデータごとにピークの保持時間にずれが生じます。解析の際、そのずれを補正することができます。
下記のように、LC検出器-PDA-MSの順にピークが現れる構成の場合、補正の手順は次の通りです。
1. データ解析で取得したデータを開きます。
2. [MSデータ解析]ウィンドウの[クロマトグラムビュー]で右クリックし、表示されるメニューから[MSデータ表示パラメータ]をクリックします。[MSデータ表示パラメータ]画面の[時間補正]タブをクリックします。
  
3.  [設定モード]で[時間]を選びます。
4. ピーク溶出が最も早いのはUV検出器(画面では検出器Aに相当)のため、0secに設定します。
5. UV検出器とPDA検出器、UV検出器とMS検出器のピーク溶出時間を比較し、それぞれ設定します。ここでは、2secと5sec に設定します。
6. 設定に従い、クロマトグラムの位置が補正されて表示されます。
7. 検出器間の配管容量で補正することもできます。その場合は[設定モード]を[容量]に変更します。
8. 上記の例では、UV検出器からPDA検出器までの配管容量と、UV検出器からMS検出器までの配管容量をそれぞれ設定します。メソッドのポンプ流量と設定した配管容量から、補正が行われます。

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