装置の感度調整、質量数校正を行うためにポリエチレングリコール(PEG)200、600、 1000とポリプロピレングリコール(PPG)2000、ラフィノース(Raffinose)の混合液を標準試料として使用します。
部品番号: 225-14122-01 標準試料 (200 mL)
標準試料の作成方法
1. 希釈溶媒を作成する。
希釈溶媒(約1 L作成時)
• 純水: 800 mL
• メタノール: 200 mL
• 酢酸アンモニウム: 14.5 mg
2. ストック溶液を作成する。
a) 手順1の希釈溶媒100mL中に以下の試料を溶かします。
• PEG200: 15 μL
• PEG600: 1.0 μL
• PEG1000: 150 μL
• PPG2000: 100 μL
これをストック溶液とします。
(標準試料の100倍の濃度になります。ただしラフィノースは含みません。)
PEG1000は常温では固体です。計量する際は60℃程度に暖めて液化したあと、ディスポーサブルマイクロピペットで素早く計量して溶媒中に溶かしてください。
3. オートチューニング用標準試料を作成する。
a) 手順2で作成したストック溶液を手順1で作成した希釈溶媒で1/100に希釈します。
b) この溶液に15mg/Lの濃度になるようにラフィノースを溶かします。
これで完成です。
この状態でそれぞれ以下の濃度になります。
• PEG200: 1.5 μL/L
• PEG600: 0.1 μL/L
• PEG1000: 15.0 μL/L
• PPG2000: 10.0 μL/L
• ラフィノース: 15 mg/L
注記: 標準試料に用いるPEG、PPGは器具に付着しやすく洗浄しても取れにくいので、計量に使用したピペット、容器などは、移動相や試薬の作成には使用しないでください。試薬の汚染や分析時のバックグラウンドノイズの原因となります。
標準試料の質量
• ポジティブイオン化モード用
PEG(Polyethylene Glycol): HOCH2 (CH2OCH2) nCH2OH
オートチューニングではPEG+NH4のアンモニウムイオン付加分子を用いて質量校正を行っています。
• ネガティブイオン化モード用
Raffinose: C18H32O16
オートチューニングではRaffinose (M-H)-の脱プロトン化分子、1007.33 (2M-H)-の二量体イオンを用いて質量校正を行っています。
部品番号: 225-14985-01 装置校正用試料 (200 mL)
標準試料の作成方法
1. 希釈溶媒を作成する。
希釈溶媒(約1 L作成時)
• 純水: 800 mL
• メタノール: 200 mL
• 酢酸アンモニウム: 14.5 mg
2. ストック溶液を作成する。
a) 手順1の希釈溶媒100mL中に以下の試料を溶かします。
• PEG200: 15 μL
• PEG600: 20 μL
• PEG1000: 150 μL
• PPG2000: 100 μL
これをストック溶液とします。
(標準試料の100倍の濃度になります。ただしラフィノースは含みません。)
PEG1000は常温では固体です。計量する際は60℃程度に暖めて液化したあと、ディスポーサブルマイクロピペットで素早く計量して溶媒中に溶かしてください。
3. オートチューニング用標準試料を作成する。
a) 手順2で作成したストック溶液を手順1で作成した希釈溶媒で1/100に希釈します。
b) この溶液に50mg/Lの濃度になるようにラフィノースを溶かします。
これで完成です。
この状態でそれぞれ以下の濃度になります。
• PEG200: 1.5 μL/L
• PEG600: 0.1 μL/L
• PEG1000: 15.0 μL/L
• PPG2000: 10.0 μL/L
• ラフィノース: 50 mg/L
注記: 標準試料に用いるPEG、PPGは器具に付着しやすく洗浄しても取れにくいので、計量に使用したピペット、容器などは、移動相や試薬の作成には使用しないでください。試薬の汚染や分析時のバックグラウンドノイズの原因となります。
標準試料の質量
• ポジティブイオン化モード用
PEG(Polyethylene Glycol): HOCH2 (CH2OCH2) nCH2OH
オートチューニングではPEG+NH4のアンモニウムイオン付加分子を用いて質量校正を行っています。
• ネガティブイオン化モード用
Raffinose: C18H32O16
オートチューニングではRaffinose (M-H)-の脱プロトン化分子、1007.33 (2M-H)-の二量体イオンを用いて質量校正を行っています。