部品番号: 080-60002-04 pH電極, 9618-10D
警告: 作業時は、保護メガネと保護手袋をする。
溶媒が目に入ると、失明する恐れがあります。万一溶媒が目に入ったときは、すぐに洗い流し、医師の治療を受けてください。
注意: 交換する際は、pH電極の取り扱いに注意する。
pH電極の支持管および先端はガラスでできているので、大きな負荷がかかると破損する可能性があります。また破損したガラスでけがをするおそれがあります。
注記: 新しいpH電極内の内部液はそのままでは使用できません。「pH電極の内部液の補充」および pH電極に付属している取扱説明書を参考にして内部液を交換した後、pH電極の取付作業を開始してください。
1. pHM-40ユーティリティのメイン画面で(電極の交換)ボタンをクリックし、電極の使用状態を確認する。
画面には、現在の電極のシリアル番号(MFG No.)と使用時間を表示しています。
2. 本機の電源を切り、ACアダプターをコンセントから抜く。
3. 電極ホルダーの取っ手(a)を引いて、スライダーを引き出す。
4. スライダー内のクランプ(A)からpH電極のケーブルを外す。リール(C)を固定してるローレットネジ(B)を緩める。
注記: ローレットねじは取り外さないでください。紛失するおそれがあります。
5. センサヘッド(A)を手前に引いた後、上に持ち上げて取り出す。
コネクタカバー(a)をスライドさせ、電極コネクタ(b)と温度コネクタ(c)を外す。
注記:
• センサヘッドを取り外すときは、スライダーが動かないように手で押さえて固定してください。
• センサヘッドを取り外した後、無理に引っ張らないでください。センサヘッドのケーブルが断線するおそれがあります。
• 新しい電極をすぐに取り付けない場合には、スライダーを本体に戻した際に温度コネクタを挟む場合があるため、センサヘッドをスライダー内で反時計回りに回転させてください。
ヒント: 作業がしにくい場合は、リールをスライダーから取り外してください。
6. 電極リアカバー下部のクランプ(A)からpH電極のケーブル(a)を外し、電極リアカバーのローレットネジ(B)を緩める。
注記: ローレットねじは取り外さないでください。紛失するおそれがあります。
7. pH電極を取り外す。
1) pH電極カバーを外す。
注記: pH電極をフローセルから取り外す前に、フローセル内の溶液をシリンジで抜いてください。フローセル内に溶液が残っていると、pH電極を取り外した際に、オサエネジ上部から液漏れします。
2) pH電極がpHホルダーの取っ手よりも上にくるまで引き上げ、pH電極専用のキャップを取り付ける。
ヒント: pH電極のケーブルが引っ張られる場合は、pHホルダーを傾けることで操作がしやすくなります。pHホルダーは必ずスライダーに電極ホルダーが当たるまで傾けてください。
注意: pH電極を取り外した後、落とさないように注意する。
pH電極の支持管および先端はガラスでできているので、大きな負荷がかかると破損する可能性があります。また破損したガラスでけがをするおそれがあります。
8. リールを本体から取り外し、pH電極のケーブルを束ねているファスナ(A)を外す。
リールからpH電極のケーブルを外す。
注記: pH電極を本機から取り外した状態でスライダーを元の位置に戻す場合は、センサ―ヘッドを左に回転させて温度センサーを挟まないように注意してください。
9. 新しいpH電極のケーブルの根本から300mmの位置でケーブルをリールに巻きつける。
ケーブルをリールの端面(a)に合わせた後、時計回りに4周巻きつける。ケーブルは付属品のファスナ(A)で束ねる。
注記:
• ファスナが二重になっている部分は、リール端面(b)に来ないようにしてください。
スライダーを出し入れする際に、装置内部と干渉する場合があります。
• pH電極のケーブルを巻きつける際、ケーブル同士が重ならないようにしてください。
10. センサーヘッドとpH電極の電極コネクタと温度コネクタを接続する。
11. リールの切り欠き部(a)にスライダーの引っ掛け部(b)を引っ掛けた後、スライダーにリール(A)をローレットネジ(B)で取り付ける。工具は使用せず、指で締まらなくなるまで締め込む。
12. pH電極のケーブル(a)をクランプ(A)で固定する。
13. pH電極専用のキャップ(A)を取り外す。付属品のクランプ(B)で装置本体に固定することができます。
注記: pH電極専用のキャップは、紛失しないように保管してください。
14. pH電極の取り付け部(a)を電極ホルダーの切り欠き部(b)へ合わせて、上部からスライドしながらフローセルの電極挿入部(c)に挿入する。
注意: pH電極はフローセルの電極挿入部にまっすぐ挿し込む。
pH電極とフローセルが正しく設置されていないとガラス部分に大きな負荷がかかり破損する可能性があります。また破損したガラスでけがをするおそれがあります。
ヒント: 取り付けしやすいようにスライダーを引き出して、電極ホルダーを傾けて作業できます。必ずスライダーに電極ホルダーが当たるまで傾けてください。
注記:
• 電極ホルダーを傾ける際は、pH電極のガラス部分に触れないように注意してください。
• pH電極の取り付け部が電極ホルダーの切り欠き部の下側端面に当たるまでスライドさせてください。
15. pH電極を電極リアカバー(A)およびローレットネジ(B)で固定した後、pH電極のケーブル(a)をクランプ(C)で固定する。
16. 電極カバー(A)を電極ホルダーに取り付ける。
電極ホルダーの取っ手を押して、スライダーを本体に収納する。
17. ACアダプターをコンセントに挿し込み、本機を立ち上げた後、pHM-40ユーティリティを起動する。
18. [電極の交換]をクリックし、新しい電極(MFG No.)のシリアル番号を[新電極のシリアル番号]に入力する。
19. [電極交換]をクリックする。
クリックすると、[新電極のシリアル番号]に入力したシリアル番号を装置に送信します。また、[電極の使用時間]をゼロにリセットします
注記: 操作パネルからでもpH電極の使用時間をリセットすることができますが、電極のシリアル番号入力はできません。
注記: pH電極の交換後は、使用前に必ず校正を実施してください。