1. サンプルの作成手順
1) サンプルをガラス板の間に挟みこみます。(このとき試料面を強く押さないこと)
注意: ヒビや破損のあるガラスセルは絶対に使用しないでください。けがの原因になります。
2) 光が透過することを確認します。(100~150mm離れた文字が読めること)
3) ガラス板を装置にセットし、吸光度を確認します。吸光度が1以下であれば測定を実施します。(吸光度が0.2以下であることが望ましい)
4) 吸光度が1以上であった場合は、次の処置を行ないます。
• より光路長の短いセルに交換する
• 希釈をする
注記: 吸光度が1を超える場合、多重散乱の影響が大きく正確な測定ができません。
2. セルの種類
本ユニットには、溝付きスライドガラスとくぼみセルが付属しています。これらのセルは、スライドガラスと組み合わせて使用し、光路長を一定に保つことができるようになるセルです。
• 溝付きスライドガラス
溝付きスライドガラスは、厚さ1mmのスライドガラスの中央部に20μmの溝があります。
参照試料または、20μm以下の試料の測定に用います。
• くぼみセルセット(50-500μm)
スライドガラス中央に円形のくぼみを持ったセルです。
中途半端な濃度のサンプル、非常に高価で極少量しか使えないサンプル、極少量しか採取できないサンプルの測定に有効です。
くぼみセルセット(50-500μm)には、下表の各種くぼみ付スライドガラスが1枚ずつ付属されています。
3. 部品番号
046-25202-01 スライドガラス(100pc)
347-62209 溝付きスライドガラス (溝付きガラス板(深さ20μm) 2枚入り)
347-62665 くぼみセルセット(50-500μm) (くぼみガラス板 各1枚(深さ50μm, 100μm, 200μm, 300μm, 400μm, 500μm)
346-62295-01 ガラス試料板(0.1 mm) (くぼみ付ガラス試料板(深さ100 μm)単品。10枚入り)
346-62295-02 ガラス試料板(0.2 mm) (くぼみ付ガラス試料板(深さ200 μm)単品。10枚入り)
346-62295-03 ガラス試料板(0.3 mm) (くぼみ付ガラス試料板(深さ300 μm)単品。10枚入り)
346-62295-04 ガラス試料板(0.4 mm) (くぼみ付ガラス試料板(深さ400 μm)単品。10枚入り)
346-62295-05 ガラス試料板(0.5 mm) (くぼみ付ガラス試料板(深さ500 μm)単品。10枚入り)
346-62295-06 ガラス試料板(0.05 mm) (くぼみ付ガラス試料板(深さ50 μm)単品。10枚入り)