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  • 公開日時 : 2021/12/06 10:05
  • 更新日時 : 2021/12/17 14:36
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(DUH) 圧子高さ調整

(DUH) 圧子高さ調整
DUH-211,211S,210,210S
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回答

顕微鏡でピントを合わせ,試験をするためにステージを圧子下方に移動させた時に,圧子が試料にあたるような状態であったり,試験を行った際に圧子が試料に届かない(押し込み深さ表示が20μmを超えても負荷中にならない)場合は圧子の高さ調整が必要です。
以下の手順で調整を行ってください。
1. 対物レンズのカバーをはずします。
  
2. ステージに硬さ基準片をセットします。試料表面をピント位置から10mm程度下げます。
3. 試料を圧子下方へ移動します。
4. [メインメニュー]画面から試験を起動し[調整] - [調整]を選択し,バランス位置調整を選択して下さい。
  試験力:0.98mN, 負荷速度:1.0mN/s, 保持時間:999s, 深さスケール:10um
   
5. [実行]をクリックすると深さ検出器の出力が0μmになった時点で一旦停止します。
  停止時の深さ表示が1~3μmであることを確認してください。深さ表示が1~3μm以外の場合は"バランス調整,深さ検出器の調整"を先に実施してください。
  "(DUH) バランス調整,深さ検出器の調整"は、こちら
6. 圧子を下げるため、圧子上部の水平部分に質量1g程度の物を静かに置きます。
  
7. 目視で圧子と基準片の間隔を注視しながら、接触する直前までステージをゆっくり上昇させます。
8. 深さ表示値を見ながら,ゆっくりステージを上昇させます。
  圧子と基準片の間隔がわずかになった後は、深さ表示値を注視しながら、ゆっくりステージを上昇させてください。ステージが上昇して行き基準片が圧子に接触すると、深さ表示値が減少しはじめます。その値が7±3μmになるまでステージを上昇させてください。
9. 中止キー[F12]を押し、6.で置いた1g程度の物を取り除きます。圧子が基準片から離れ、待機位置まで上昇します。
10. X-Yステージを移動させ、新たな試料位置で再度[実行]をクリックします。その後、一旦停止時に[継続]ボタンをクリックすると、圧子の降下が継続して試料に接触します。この時に圧子が試料表面に接触する際の深さ表示値が7±3μmであることを確認してください。7±3μmからずれている時は,再度7.項から繰り返してください。
  
11. ×50対物レンズから空きマウント(オプション×10.対物レンズ付きの場合は、×10.対物レンズ)にレボルバを切り換えた後ステージを観察側へ移動します。ステージが観察側に移動した後、×50対物レンズ下端と基準片の間隔に注視しながらレボルバを×50対物レンズへ切り換えます。もし,×50対物レンズ下端に試料がぶつかりそうな時は、あらかじめレンズの調整リングを回してレンズ下端を上げ,試料とぶつからないようにして移動させてください。
12. ×50対物レンズでピントが合うように,レンズの調整リングを回して調整します。
  
13. オプションのレンズがついている場合は,"同一焦点調整"が必要です。
  "(DUH) 同一焦点調整"は、こちら
14. 確認のため,いったん試料台を下げ、焦点合わせを行い、再試験を行います。
15. 圧子と試験表面の接触位置が7±3μmであれば完了です。
  押し込み深さ検出器の測定範囲は最大20μmであり,有効測定長を10μm確保するためには,圧子と試料表面の接触位置が10μm以下でなくてはなりません。しかし試料が硬いあるいは試験試験力が小さくて押し込み深さが小さい場合は,圧子と試料表面の接触位置はもう少し下でも構いません。例えば,常に押し込み深さが5μm以下の試料を使用されるという場合には,圧子と試料表面の接触位置は4μm~15μmの範囲であれば大丈夫ということですから,調整もその範囲になるようにして頂けば結構です。
  目的に合わせて,圧子高さの調整を行ってください。
  圧子と試料表面の接触位置が7±3μm(あるいはその他の希望値からずれている場合,4.項から繰り返してください。
16. レンズカバーを取り付けてください。
17. この後,"倍率調整"を行ってください。
  "(DUH) 倍率調整"は、こちら

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