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  • No : 4960
  • 公開日時 : 2021/02/08 18:13
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(HPLC) 【アミノ酸分析システム】カラムの取り扱いに関する注意事項

(HPLC) 【アミノ酸分析システム】カラムの取り扱いに関する注意事項
カテゴリー : 

回答

• 部品番号: Na型
  228-18837-91: 分析カラム Shim-pack Amino-Na
  228-14206-91: アンモニアトラップカラム ISC-30Na
• 部品番号: Li型
  228-18837-92: 分析カラム Shim-pack Amino-Li
  228-00821-91: アンモニアトラップカラム ISC-30Li
*いずれもガードカラムはありません。不溶性成分除去のためインラインフィルターPEEK(部品番号: 228-41748-91)を分析カラムの直前に装着することは可能です。
 
• カラムの洗浄(分析カラム(Amino-Na / Amino-Li) を初めて使うときや,前の分析でカラムが汚れているとき)
  移動相C(AA-MC)による洗浄を行ってください。
  1) 次のようにパラメーターを設定する。
    B.GE1 の流量(LC-20ABのトータル流量): 0.3 mL/min
    B.GE1 の B.Conc(LC-20AB-Bの比率(%)): 0 %
    移動相切替バルブ(Pump A)(FCV-11ALSのポートSV A): B (移動相C(AA-MC)側)
    ISO.2(LC-40D1台目の流量): 0.2 mL/min
    ISO.3(LC-40D2台目の流量): 0.2 mL/min
  2) 約15分間送液する。
    反応液A,Bの送液ユニットは逆流を防ぐために0.2 mL/minで送液してください。
    Amino-Liの場合は,洗浄後に移動相Aを0.6mL/minで120min送液して下さい。
 
• 分析カラムの洗浄方法
  試料成分がカラム充填剤に不可逆的に吸着すると、保持時間が変化したり分離が悪くなったりします。このようなときは、以下のカラム洗浄方法が有効なことがあります。
  • Shim-pack Amino-Na の場合
    1) 0.2 mol/L水酸化ナトリウムでカラムを洗浄する。カラム充填剤の汚れの度合いにもよりますが,流量は0.2 mL/minで30分以上は必要です。
    2) 移動相のA液を0.5 mL/minで20分間送液する。
  • Shim-pack Amino-Li の場合
    1) 0.2 mol/L水酸化リチウム(または移動相Li型C液)でカラムを洗浄する。カラム充填剤の汚れの度合いにもよりますが,流量は0.2 mL/minで30分以上は必要です。
    2) 0.15 mol/L クエン酸リチウム水溶液(または移動相Li型A液)を0.6 mL/minで120分以上送液する。
      * 手順2を行わなければ,サルコシン(Sar)ピークの再現性が得られない傾向があります。
 
• アンモニアトラップカラムの洗浄(アンモニアトラップカラムを初めて使うとき)
    アンモニアトラップカラム入口までの配管に精製水を流して洗浄してください。次に、アンモニアトラップカラムを洗浄します。
  1) 移動相C液を用意して、移動相用送液ユニットLC-20ABのどちらかの流路をこの溶液で置換する。
    注記: Na型の場合は0.2 mol/L水酸化ナトリウム水溶液、Li型の場合は0.2 mol/L水酸化リチウム水溶液を移動相C液として用います。
  2) アンモニアトラップカラムを取り付けて、1 mL/minで30分間送液する。
    注記: リチウム塩の水溶液をNa型カラムに流さない。ナトリウム塩の水溶液をLi型カラムに流さない。負荷圧が上昇してカラムが破損する恐れがあります。
  3) ポンプ内を再度精製水で置換してください。
 
• カラムの保管
  6ヶ月以上使用しないときは、以下の手順でカラム封入液を置換し、保管してください。
  • Shim-pack Amino-Na の場合
    1) 0.2 mol/L 水酸化ナトリウム水溶液(または移動相Na型C液)で十分洗浄する。
    2) 0.01% n-カプリル酸を含む10%エタノール水溶液でカラム内の液を置換する。
    3) 密栓して冷暗所に保存する。
      次に使用する際は、移動相Na型A液の流量を0.1 mL/minに変更し、一晩通液したあと、分析に使用してください。
  • Shim-pack Amino-Li の場合
    1) 0.2 mol/L 水酸化リチウム水溶液(または移動相Li型C液)で十分洗浄する。
    2) 0.01% n-カプリル酸を含む10%エタノール水溶液でカラム内の液を置換する。
    3) 密栓して冷暗所に保存する。
      次に使用する際は、移動相Li型A液の流量を0.1 mL/minに変更し、一晩通液したあと、分析に使用してください。

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