簡易的に軽量の重錘を使って、試験力がおおよそ正常かどうか確認します。
(次の数値は一例を示します。)
1kNから10kNのロードセルでは100N重錘、100Nから500Nのロードセルでは50N重錘を使って試験力表示を確認します。
1. 試験力確認用治具を用意します。
2. (1)引張継手下部の穴へ(2)UJ用継手を差し込み、ピンで取付けます。
3. E-CAL(電気式試験力校正)を行います。
"(AGX-V) ロードセルのキャリブレーション(E-CAL)"は、
こちら
4. 専用ソフトウェアTRAPEZIUMX-Vを起動し、引張試験条件で試験画面を表示します。
5. (3)重錘吊り具を手で押して、TRAPEZIUMX-Vの試験力表示値が増加することを確認します。
6. ゼロリセットを行った後、(4)重錘を静かに載せます。
7. 試験力表示値が下記許容誤差内であることを確認します。
許容誤差
• 標準精度型: 指示値の ± 1%以内
• 高精度型: 指示値の ± 0.5%以内
注記: 載せる重錘の重さがロードセルの保証範囲外のときは、前回点検時の表示値と比較して誤差が大きく変わらないことを確認してください。