右側の冷却ブロックは、2 本のガイド棒に沿って左右に動きます。試料加熱時、グラファイトチューブは膨張し、スプリングの力に抗して右側ブロックをわずかに移動させますが、ブロックの動きが悪いとグラファイトチューブに無理な力が加わり、グラファイトチューブが折れたり、また、グラファイトチューブが正しく固定されなかったりする場合があります。
ガイド棒が汚れ、動きが悪くなった場合には、清浄なペーパークロスなどを用いて、ガイド棒の汚れを拭き取ってください。クリーニング実施時期の目安として、毎日測定している場合には1 週間ごとに、また数日の間をおいて測定する場合には、測定開始時にクリーニングしてください。