よくあるご質問(FAQ)
(SMX-225CT) X線発生装置のエージング
(SMX-225CT) X線発生装置のエージング
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回答
CTソフトウェアinspeXio64では、前回エージングが完了した時刻とkV設定値によって、印加できるkV設定値を管理しています(下表)。
• エージング完了時刻から24時間以内
エージングした範囲内のX線を自由に照射できます。
• エージング完了から24時間を超え、48時間以内
エージングした範囲内のX線を自由に照射できます。ただし、警告としてモニター値が赤色表示されます。エージングを実行してください。
• エージング完了時刻から24時間以内
エージングした範囲内のX線を自由に照射できます。
• エージング完了から24時間を超え、48時間以内
エージングした範囲内のX線を自由に照射できます。ただし、警告としてモニター値が赤色表示されます。エージングを実行してください。
• エージング完了から48時間を超えた場合
160 kVを超えるkV設定値ではエージングを促す画面が表示され、160 kVを超えるX線を照射することができません。エージングを実行してください。
160 kV以下のkV設定値ではX線を自由に照射できますが、X線発生装置の性能を十分に発揮するために、エージングを実行してください。
160 kVを超えるkV設定値ではエージングを促す画面が表示され、160 kVを超えるX線を照射することができません。エージングを実行してください。
160 kV以下のkV設定値ではX線を自由に照射できますが、X線発生装置の性能を十分に発揮するために、エージングを実行してください。
また、本装置運転休止中または保管中でも1ヶ月ごとにエージングを実施してください。エージングをしない場合、X線発生装置の寿命が短くなるおそれがあります。
注意: 本装置運転休止中または保管中でも1ヶ月ごとにエージングをしてください。
エージングをしない場合、X線発生装置の寿命が短くなるおそれがあります。
エージングをしない場合、X線発生装置の寿命が短くなるおそれがあります。
注意: 真空計出力値が15以下になるまでエージング運転はしないでください。
真空計出力値が15より大きい場合にエージング運転をすると、放電事故が発生してX線発生装置が故障するおそれがあります。真空計出力値はX線制御部の真空計出力表示で確認してください。
真空計出力値が15より大きい場合にエージング運転をすると、放電事故が発生してX線発生装置が故障するおそれがあります。真空計出力値はX線制御部の真空計出力表示で確認してください。
1. スライド扉が完全に閉じていることを確認します。
2. X線制御部のkV設定値にその日に使用する最大の管電圧を設定します。
3. [エージング]ボタンをクリックします。
[自動エージング]画面が表示されます。
1: 自動エージングパターン: 自動エージングのパターンを表示します。X線制御部のkV設定値と、前回のエージング終了時刻に応じて自動的に最適なエージングパターンが設定されます。
2: リトライ回数設定部: エージング中に放電等により中断した場合のリトライ回数を設定します。デフォルト値は3回です。
3: 降下電圧設定部: エージング中に放電等により中断した場合のkV設定値の降下電圧を設定します。デフォルト値は5 kVです。
4: [編集]ボタン: エージングパターンの編集と、フィラメント電流自動調整の「ON」「OFF」の切り替えができるようになります。装置管理者以外はクリックしないでください。
5: [フィラメント電流自動調整]チェックボックス: チェックボックスが「ON」の場合、エージング完了後にフィラメント電流値の調整が実行されます。前回の調整完了時から10時間X線を照射した場合にチェックボックスが「ON」になります。
6: [スタート]ボタン: 自動エージングを開始します。
7: [閉じる]ボタン: 自動エージング画面を閉じます。
2: リトライ回数設定部: エージング中に放電等により中断した場合のリトライ回数を設定します。デフォルト値は3回です。
3: 降下電圧設定部: エージング中に放電等により中断した場合のkV設定値の降下電圧を設定します。デフォルト値は5 kVです。
4: [編集]ボタン: エージングパターンの編集と、フィラメント電流自動調整の「ON」「OFF」の切り替えができるようになります。装置管理者以外はクリックしないでください。
5: [フィラメント電流自動調整]チェックボックス: チェックボックスが「ON」の場合、エージング完了後にフィラメント電流値の調整が実行されます。前回の調整完了時から10時間X線を照射した場合にチェックボックスが「ON」になります。
6: [スタート]ボタン: 自動エージングを開始します。
7: [閉じる]ボタン: 自動エージング画面を閉じます。
[自動エージング]画面にはkV設定値と前回エージング完了時のkV設定値と時刻をもとに最適なエージングパターン(kV設定値リスト)が表示されます。
注意: [フィラメント電流自動調整]チェックボックスが「ON」の場合は、「OFF」に切り替えないでください。
[フィラメント電流自動調整]チェックボックスを「ON」から「OFF」に手動で切り替えてエージングした場合、エージング完了後にフィラメント電流値の調整は実行されません。フィラメント電流値の調整を実行しないままX線を照射し続けた場合、フィラメントの寿命が短くなります。また、次回フィラメント電流自動調整を実行した際に、正しいフィラメント電流値が設定されない可能性があります。
[フィラメント電流自動調整]チェックボックスを「ON」から「OFF」に手動で切り替えてエージングした場合、エージング完了後にフィラメント電流値の調整は実行されません。フィラメント電流値の調整を実行しないままX線を照射し続けた場合、フィラメントの寿命が短くなります。また、次回フィラメント電流自動調整を実行した際に、正しいフィラメント電流値が設定されない可能性があります。
4. [スタート]ボタンをクリックしてエージングを開始します。
高電圧の印加が開始され、エージングが開始されます。エージングパターンのkV設定値ごとに0kVから目標kV設定値まで少しずつkVが上げられます。エージングを中断したい場合は[キャンセル]ボタンをクリックします。
高電圧の印加が開始され、エージングが開始されます。エージングパターンのkV設定値ごとに0kVから目標kV設定値まで少しずつkVが上げられます。エージングを中断したい場合は[キャンセル]ボタンをクリックします。
エージング完了画面が表示されます。
注記: [スタート]ボタンをクリックした際に以下のエラー画面が表示された場合は、管電圧値を160kV以上に設定して、再度エージングを実行してください。
このエラー画面は以下の条件にすべて該当する場合に表示されます。
• エージング完了後にフィラメント電流値の調整を実行する場合
• 24時間以内に160kV以上までエージングが実施されていない場合
• 管電圧値が160kV未満の設定値にてエージングを実行しようとした場合
管電圧値を160kV以上に設定することでエージングは実行され、エージング完了後に続けてフィラメント電流値の調整が実行されます。
• エージング完了後にフィラメント電流値の調整を実行する場合
• 24時間以内に160kV以上までエージングが実施されていない場合
• 管電圧値が160kV未満の設定値にてエージングを実行しようとした場合
管電圧値を160kV以上に設定することでエージングは実行され、エージング完了後に続けてフィラメント電流値の調整が実行されます。
注記: エージング運転中にkV/μAモニター値表示が大きくなったり小さくなったりすることがありますが、これはX線管内部での微小放電によるもので、異常ではありません。
注記: エージング運転中にまれにHVCユニットから破裂音がする場合がありますが、これはHVCユニット内部にある高電圧トランスの絶縁油中の気泡が放電によって破裂する音で、異常ではありません。一度エージング運転を中断して、再度エージング運転を開始してください。
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