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  • No : 8541
  • 公開日時 : 2022/04/28 13:34
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(SMX-6010) 始業点検/初期化

(SMX-6010) 始業点検/初期化
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回答

始業点検/初期化では、正面扉の確認、X線発生装置の確認、ステージの原点復帰などを実施します。画面の内容に従って操作してください。
警告: 正面扉のガラスに傷や割れがないことを確認する。
  ガラス面に傷や割れがあると、X線漏えいのおそれがあります。
  傷や割れがあるときは、ただちに使用を中止して、当社営業所/代理店または当社指定のサービス担当店に連絡してください。
 
1. 正面扉を開けて、確実に閉めます。
  注意: 正面扉はゆっくりと開閉する。
    正面扉は重いため、開閉時に少しだけ動かしても、慣性力で動き続けようとします。
    手や指を挟まないように注意しながら、ゆっくりと開閉してください。
    また、正面扉には開閉時の速度を調整するためにドアクローザーを取り付けています。ドアクローザーのアームや正面扉に手や指を挟まないように注意してください。
  
  注記: ステージにワークがセットされていないことを必ず確認してください。セットされていると、初期化後の検査時、画像不良になることがあります。
    また、ワークに不要なX線が照射されます。
 
2. [OK]をクリックします。
  
  注記: [キャンセル]をクリックすると、装置はオフラインモードになります。
 
3. [開始]をクリックします。
  
  X線発生装置の確認とステージの原点復帰が実施されます。
  初期化の所要時間は以下のとおりです。
  
  注記: X線アラームが発生し初期化が中断した場合、メッセージが表示されます。初期化を中断し、ワーク観察を行うことは可能ですが、未到達の管電圧出力値はオレンジで表示されます。
 
4. 初期化が終了したら、[OK]をクリックします。
  
  以上で始業点検/初期化は終了です。
  ステージがワーク交換位置に移動して、正面扉のロックが解除されます。制御ソフトウェアには観察開始画面が表示されます。
  
  注意: ステージがワーク交換位置にないときは正面扉にロックがかかっているため、開ける方向に力をかけない。
    ステージがワーク交換位置にないときは、正面扉が電磁ロック機構によりロックされます。ロック状態で無理に扉を開けようとすると、電磁ロック機構が故障するおそれがあります。
 
  注記: 
    • 前回の観察時にシーケンス機能を使ったときは、シーケンス開始画面が表示されます。
      観察開始画面を表示して通常の観察をするときは、[シーケンス終了]をクリックして観察開始画面を表示します。
    • 始業点検後に画像が暗いときは、「ビームアライメント調整」と「フィラメント値調整」を実施してください。
      "(SMX-6010) ビームアライメント調整"は、こちら
      "(SMX-6010) フィラメント値調整"は、こちら
      改善しないときは、「フィラメントの交換」の内容に従ってフィラメントを交換してください。
      "(SMX-6010) フィラメントの交換"は、こちら
    • 始業点検後に画像が不良のときは、「フラットパネル検出器校正」を実施してください。
      "(SMX-6010) フラットパネル検出器校正"は、こちら
 
« オフラインモードについて »
  装置が異常を検知したり、始業点検中に[キャンセルをクリックしたりすると、装置はオフラインモードになります。
  オフラインモードではX線やステージを操作できないため、ワークの観察はできませんが、以下の操作は可能です。
  • 保存された画像の確認や転送
  • 装置情報の確認
  オフラインモードから通常の状態に戻るときは、いったん装置を終了して再起動します。異常が発生しているときは、異常を解消してから終了してください。

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