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  • No : 7233
  • 公開日時 : 2020/12/17 10:18
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(GCMS) カラムの交換

回答

1. GC/MSを自動停止します。
  完了の表示が出るまで待ちます。
 
 
2. ドア右下のレバーを手前に引き、オーブンドアを開きます。
  
 
3. スパナの1/4inchを使用して、INJ側のナットを外します。
  
 
4. スパナ(1/4inch×5/16inch) もしくはスパナ(3/16×1/4) の1/4inchを使用して、MS側のナットを外します。
  
 
5. カラムをカラムハンガーから外します。
  
 
6. 使用するカラムのINJ側にナットを通します。
  次にベスペルフェルールを通します。
  注記: ベスペルフェルールのテーパー(先の細い部分)をナット側に向けて通してください。
  
 
  拡大したところ((1)ベスペルフェルール、(2)ナット)
  
 
7. カラム取付治具(INJ用)にカラムを通します。
  
 
8. カラムの先端を1cm以上出した状態で、カラム取付治具を締めます。
  注記: スパナを用いてカラムが動かなくなるまで軽く締めてください。(スパナ 1/4inchを使用)
  
  次にカラムの出ている部分をカラムカッターで切ります。
  位置決めの目印用にナットの端にテープまたはセプタムを取付けます。
  補足: セプタム
    GCに付属しているクリーム色のセプタムに、左図のようにカッターでセプタムの中心まで切り込みを入れておきます。
    切れ込みにカラムをはさむようにしてお使い頂くと、取り付け取り外しが簡単にできます。
    
 
  補足: テープ
    ベスペルフェルールはグラファィトフェルールのように治具による整形はできません。
    目印には市販のセロハン粘着テープ等をご使用ください。
    注記: 取り付け後は忘れず、テープを取り外してください。
    
 
9. カラム取付治具からカラムとナットを外します。
  注記: このときベスペルフェルールやナットが外れないように注意してください。また目印用のテープやセプタムがずれないようにお取扱いください。
  
 
10. NJ側と同じ要領で、カラムのMS側にナットとベスペルフェルールを通します。
  
 
11. カラム取付治具(MS用)にカラムを固定します。
  INJ用と同じ要領でカラム先端の切断し、位置決め目印を付けます。
  
 
12. 取り付け前に、カラム先端部(INJ側とMS側の先端からナットまで) の汚れをアセトンに含ませたガーゼ等でよく拭きとってください。
  注記: このとき位置決め目印がずれないようにご注意ください。
 
 
13. カラムを装置に取付けます。
  1) 取付けの際には左図のように位置決め目印(テープまたはセプタム)を軽くナットに押しつけた状態でナットを締めます。
  2) 手で締めてからスパナで一回転締め付けます。
  
  注記: 既にべスペルフェルールがカラムに固定されている場合は、手で締めてからスパナで20°~40°締め付けます。
 
14. 位置決め目印(テープまたはセプタム)を外してください。
  INJ側、MS側にカラムが固定されていることを確認してからGCカラムオーブンの扉を閉めてください。
  
 
15. [GCMS分析]プログラムを起動します。
  1) 分析アシスタントバーの[環境設定]アイコンをクリックするか、もしくは、ツールバーの[装置]をクリックし、[環境設定]をクリックします。
  2) 環境設定内の分析に使用するユニットにある[カラム]をダブルクリックするか、[カラム]を選択し、[プロパティ]ボタンをクリックします。
  
 
16. 1) [カラム]タブをクリックし、カラムの環境設定画面にします。
  2) 新規カラムを登録する場合は、[追加]ボタンをクリックすると、登録カラムテーブルに空白の行が作成されます。作成された行にカラム情報を入力します。
  3) 登録カラムを削除する場合は、テーブルの行を選択し、[削除]ボタンをクリックします。
  4) 設定後、[OK]ボタンをクリックします。
  5) 環境設定ウィンドウの[設定]ボタンをクリックし、環境設定を終了します。
  
  注記: ベスペルフェルールが新品の場合は、カラムオーブン温度を上げ下げすることによってフェルール部で漏れが生じる場合があります。
    漏れが生じた場合は、カラムオーブンと試料気化室を分析で使用する温度まで昇温した後、カラムオーブンを冷却し、INJ側とMS側のナットを増し締めしてください。

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