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  • 公開日時 : 2020/12/17 15:41
  • 更新日時 : 2024/08/21 13:13
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(GCMS) 真空漏れチェック方法

(GCMS) 真空漏れチェック方法
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回答

装置をセットアップした後や保守を行った後の装置の真空漏れをチェックする方法です。
真空漏れが明らかになったときは、「2. MSの真空漏れ」記載の要領で真空漏れの箇所を特定し、対処してください。
 
真空漏れ状態で装置を運転することは感度低下、ノイズ増加、フィラメント切断など諸問題の原因になります。そのため保守作業を行ったときにはその部分の真空漏れチェックを行ってください。ここでは、この真空漏れチェックの方法を解説しています。

GCMS ではGC での漏れとMS の漏れでは様子が異なってきます。通常運転中において、GC に漏れが存在する場合はキャリアガスが外に漏れ出ます。逆にMS に漏れが存在する場合は、空気が吸い込まれます。
 
そのためGC における真空漏れのチェックは「1. GC キャリアガス圧力封入」を参照してください。
 
MSにおける真空漏れのチェックは、まず「3. ピークモニタ画面による真空漏れのチェック」に従って真空漏れの有無を確認ください。もし漏れがあるようでしたら、次に「4. 石油エーテルによる真空漏れのチェック」をインタフェースのカラム接続部に対し行ってください。お客様の通常のご使用では、漏れる可能性が高いのは前扉かインタフェースのカラム接続部のどちらかですので漏れ個所が特定できます。「2. MS の真空漏れ」に従って処置してください。前扉・インタフェースのカラム接続部以外の漏れがある場合は、当社営業所/代理店または当社指定のサービス担当店に連絡してください。
 
 
 
石油エーテルは、ヘキサンでも代用可能です。この際の手順やモニタするm/zは石油エーテルと同じです。

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