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  • No : 2971
  • 公開日時 : 2020/10/28 15:49
  • 更新日時 : 2020/11/24 08:53
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溶媒の圧縮率について(COMP)

溶媒の圧縮率について(COMP)
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回答

溶媒の圧縮率の影響による脈動値の増大を小さくするために、圧縮率補正を行っています。
使用する溶媒の圧縮率を設定することにより、より精度の高い補正を行うことができます。
値は圧縮率(GPa)-1を入力します。テンキーで設定値を入力し、[Enter]キーを押します。初期値は0.45です。
移動相 圧縮率 (GPa)-1
0.45
アセトニトリル 1.20
メタノール 1.25
エタノール 1.20
2-プロパノール 1.20
ヘキサン 1.60
シクロヘキサン 1.25
酢酸エチル 1.10
クロロホルム 1.10
ベンゼン 1.00
液化二酸化炭素(SFC) 3.00
 
· 単一溶媒の場合
   表を目安に、圧縮率を設定してください。
 
· 水/有機溶媒の混合液の場合
   有機溶媒の濃度が50%以下の場合は、水の圧縮率「0.45」が推奨値です。50%を超える場合は、割合に応じて有機溶媒の圧縮率に近づけてください。
   例) 水/アセトニトリル 50:50の場合「0.45」
     水/アセトニトリル 30:70の場合「0.75」
 
· その他、または厳密な調整が必要な場合
   1. 1.0mL/min以下で、実際に送液したい送液圧力に近い圧力がかかる抵抗管(またはカラム)を接続し、送液を安定させる。
   2. 装置の圧力モニターのふらつきを確認しながら、COMPの設定値を0.45から0.05刻みで少しづつ上げていき、圧力モニターのふらつき幅が最も小さくなるCOMP値を見つける。

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