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【イオンクロマトグラフ】オートサンプラのリンス液
【イオンクロマトグラフ】オートサンプラのリンス液には何を用いたらよいですか?
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回答
基本的には精製水を使用しますが,分析内容によっては希薄な酸や有機溶媒を含む水溶液が適することもあります。
リンス液として万能なものは,精製水をおいて他にありません。一台のイオンクロマトを陰イオン分析と陽イオン分析の両方に併用する場合は特にそうです。
シングル流路の装置では溶離液をそのままリンス液として用いることもできますが,オートサンプラの機種によっては不揮発性の塩が使用できないものもありますので,注意してください。
シングル流路の装置では溶離液をそのままリンス液として用いることもできますが,オートサンプラの機種によっては不揮発性の塩が使用できないものもありますので,注意してください。
ごくまれに,リンス液として精製水を使用するのが不適切なこともあります。以下に例を挙げますので,分析結果やメンテナンス上で問題がある場合は考慮してみてください。
- 試料中の一部の成分がやや水に溶けにくい
→リンス液にアセトニトリルやエタノールを数%添加してみてください。
- 土壌水の分析時に,カルシウムイオンの定量値が異常である
→植物由来のキレート形成能力を持った有機物が,オートサンプラのニードルやインジェクションポートに吸着したためと思われます。リンス液を,数mmol/L の酸を含む水溶液とアセトニトリルとの混合液にしてみてください。
なお,リンス液に酸や不揮発性の塩を用いた場合は,分析終了後に精製水でしっかりと洗い流してください。
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