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  • No : 11122
  • 公開日時 : 2024/12/11 16:53

(GCMS) 真空漏れチェック方法

(GCMS) 真空漏れの状態で装置を運転すると、感度低下、ノイズ増加、フィラメント断線などの原因になります。そのため、カラム取付や保守作業を行ったときは、下記①②の方法で漏れチェックを行ってください。

真空漏れが明らかになったときは、「③MSの真空漏れ」記載の要領で真空漏れの箇所を特定し、対処してください。

GCMS ではGC での漏れとMS の漏れでは様子が異なってきます。通常運転中において、GC に漏れが存在する場合はキャリアガスが外に漏れ出ます。逆にMS に漏れが存在する場合は、空気が吸い込まれます。
 
GC における真空漏れのチェックは、以下のFAQを参照してください。
 ☞ (GC) ガス漏れのチェック
 
MSにおける真空漏れのチェックは、まず「①ピークモニタによる真空漏れのチェック」に従って真空漏れの有無を確認ください。
もし漏れがあるようでしたら、次に「②石油エーテルによる真空漏れのチェック」をインタフェースのカラム接続部に対し行ってください。
お客様の通常のご使用では、漏れる可能性が高いのは前扉かインタフェースのカラム接続部のどちらかですので漏れ個所が特定できます。
 
その後「③MSの真空漏れ」に従って処置してください。
 
前扉・インタフェースのカラム接続部以外の漏れがある場合は、当社営業所/代理店または当社指定のサービス担当店に連絡してください。
 
※石油エーテルは、ヘキサンでも代用可能です。この際の手順やモニタするm/zは石油エーテルと同じです。

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