• No : 8480
  • 公開日時 : 2022/03/14 13:16
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(LC) pH電極の内部液の補充

(LC) pH電極の内部液の補充
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回答

pH電極の内部液には、比較電極内部液300(3.33mol/L-KCl溶液 P/N: 080-60002-09)を使用してください。
 
注記:
• 連続分析を行う際は、内部液が不足する場合があります。図のように内部液の液面(a)がガラス部まで下がってきている場合は、pH電極本体に付属している取扱説明書を参照し、指定された位置まで内部液を補充してください。内部液の減少量は、送液条件や環境温度によって変化しますが通常、1時間あたり0.1~1.0mm程水位が下がります。
  
• 内部液の液面がガラスの細い部分まで下がってしまった場合、内部液を補充するとガラス電極内に気泡が入ることがあります。気泡は非常に抜けにくいため、内部液の液面が減少しすぎないように注意してください。
  気泡が混入した場合は、やさしく電極を振って気泡を取り除いてください。電極を振る際には、電極の破損に注意してください。
• pH電極の性能維持のため、1~2か月を目安として内部液を交換してください。「pH電極の交換」を参考にしてpH電極を取り外した後、本項およびpH電極に付属している取扱説明書を参考にして内部液を交換してください。
  "(LC) pH電極の交換"は、こちら
• 比較電極内部液は使用期限内のものを使用してください。
 
ヒント: 補充口に白い結晶(KClの結晶)が付着していることがありますが、性能には問題ありません。
  結晶が付着している場合には、純水またはイオン交換水を浸した紙ワイパーなどで拭いた後、残った水滴を拭き取ってご使用ください。
  
警告: 作業時は、保護メガネと保護手袋を着用する。
  溶媒が目に入ると、失明するおそれがあります。万一、溶媒が目に入ったときは、すぐに洗い流し、医師の治療を受けてください。
  溶媒が皮膚に直接触れた場合は、水で良く洗ってください。
 
注意: 内部液を補充する際は、pH電極の取り扱いに注意する。
  pH電極の支持管および先端はガラスでできているので、大きな負荷がかかると破損する可能性があります。また破損したガラスでけがをするおそれがあります。
 
1. 本機の電源をOFFにする。
 
2. pH電極の内部液補充口(a)を開ける。
  注意: 電極ホルダーが本体に収納された状態で、pH電極側面(b)を指で押さえながら、内部液補充口(a)をゆっくり開ける。
    pH電極のガラス部分が破損する場合があります。また、破損したガラスでけがをするおそれがあります。
  
  注記: 内部液補充口を開ける際は、pH電極のガラス部分に触れないように注意してください。
 
3. 電極ホルダーの取っ手(a)を引いて、スライダーを引き出す。
  
 
4 スポイトで内部液補充口からpH電極内部に新しい内部液を(a)の位置まで注入する。
  
  ヒント: 操作しやすいようにスライドを引き出した後、電極ホルダーを傾けることができます。必ずスライダーに電極ホルダーが当たるまで傾けてください。
  注記:
    • 電極ホルダーを傾ける際は、pH電極のガラス部分に触れないように注意してください。
    • 注入時、内部液が溢れないように、ゆっくり注入してください。溢れた場合は紙ワイパーなどでふき取ってください。
 
5. 電極ホルダーを垂直な状態に戻す。
 
6. 電極ホルダーの取っ手を押して、スライダーを元の位置に戻す。
 
7. 引き続き本機を使用する場合は、内部液補充口を開けたままにする。
  使用しない場合は、内部液補充口を閉める。