部品番号:
225-01242-91: ストッププラグ (DI-2010使用しないときの止め栓に使用します)
225-10653-91: 位置あわせ冶具 (DI-2010とイオン源の位置調整用冶具です)
016-31603: ビニールチューブ, O.D.8 × I.D.4 (はさみで切って長さを合わせて使用します)
200-33168: PTFE シール (交換時は、2個必要です)
036-15550-12: Oリング,AS568A-012 4D (交換時は、2個必要です)
1. PTFEシール、Oリングを交換するにあたり、
1) 試料レバーが”CLOSE”の位置にあること
2) 試料導入部のDI導入口にストッププラグ(左図の囲い部分)が差し込まれていることを確認のうえ、装置を停止します。
2. GC/MSを自動停止します。完了の表示が出るまで待ちます。
作業にあたっては、必ずMSの電源をOFFにしてください。
3. ガイドレールが接続されている場合は、ガイドレールの横のツマミ(2箇所)を緩めます。
4. ガイドレールを手前に引いて外します。
5. <DI導入口側のPTFEシール、Oリングの交換>
ストッププラグを外します。
6. フクロナットを取り外します。
7. フクロナットとPTFEシールの間にあるワッシャを取り除いてください。
8. シールをプラスチック棒などで取り外してください。
ピンセットおよび金属棒は使用しないでください。これらのものを使用すると試料導入部のシールと接触する面に傷が入り、真空漏れを起こします。
9. 新しいPTFEシールおよびOリングを用意します。
![](/usr/file/attachment/3t5uSOEEchrjMNn8.png)
10. OリングをPTFE シールに装着します。
![](/usr/file/attachment/hccP2Sex9khr4D5k.png)
11. 新しいシールを試料導入装部に装着します。
12. フクロナットとPTFEシールの間にワッシャを入れます。
13. フクロナットを軽く締めます。
![](/usr/file/attachment/LpVad9qblHJVkUyR.png)
14. ワッシャーがずれていたら、プラスチック棒などで中心に合わせます。
![](/usr/file/attachment/y7Qcrhrka9eryXXT.png)
15. ストッププラグをはめます。この状態で、フクロナットを締めます。
![](/usr/file/attachment/4V4CrotN36OemuEM.png)
16. <分析管側のシールの PTFEシール、Oリングの交換>
ビニルホースを下に引いて、取り外します。
17. ケーブルプラグを前面パネルのソケットから外します。
![](/usr/file/attachment/kItkgm5oe0yVY62j.png)
18. つまみを回して、前扉を開けます。
![](/usr/file/attachment/X13zh8qbGM4IivIV.png)
19. 前扉を90°以上ゆっくり開きます。
前扉を上にずらすことにより、前扉が外れます。
20. 図に示すネジ(
3箇所)をプラスドライバで外します。
![](/usr/file/attachment/yMlZ8GR843vfYLWn.png)
21. 押さえリングをピンセットで取り外します。
![](/usr/file/attachment/AWan9PeMJaDIDLzV.png)
22. 図に示すシールをプラスチック棒などで取り外してください。取り外す要領はDI導入口側のシールと同じです。
注意: ピンセットおよび金属棒は使用しないでください。これらのものを使用すると試料導入部のシールと接触する面に傷が入り、真空漏れの原因となります。
![](/usr/file/attachment/yELOKPqR9UsQO4oI.png)
23. 新しいシールを取り付けてください。取り付ける要領はDI導入口側のシールと同じです。
24. 押さえリングをピンセットで設置し、左図に示すネジ(3箇所)をドライバーで締めます。
25. 位置あわせ冶具を通して、シールがずれていないことを確認します。
位置あわせ冶具が通らない場合は、3箇所のネジを緩めてシールの調整を行ってください。
調整後、位置あわせ冶具を抜いてください。
真空容器のOリング当たり面やOリングにゴミが付着していないことを確認します。
26. ツマミを回して前扉を取り付けます。
27. 位置合わせ冶具を使用して、位置合わせ冶具の赤線まで挿入できることを確認します。
確認できたら、ストッププラグをはめます。
28. ケーブルプラグを前面パネルのソケットに差し込みます。
29. ビニルホースを差し込みます。
30. GC/MSに電源を入れて、GCMS分析を起動します。
31. 装置モニタの[詳細]をクリックします。
32. [装置モニタ詳細]画面の[消耗品]タブをクリックします。
[消耗品リセット]ボタンをクリックします。
33. [消耗品リセット]画面で、交換した[DI]の時間に"0" を入力します。
[OK]ボタンをクリックします。[装置モニタ詳細]画面で[OK]をクリックして、画面を閉じます。
34. GC/MSを自動起動します。
35. ピークモニタ画面で水(
m/z 18)と窒素(
m/z 28)をモニタし、リークがないかをチェックしてください。
![](/usr/file/attachment/gORN5H3ZxBCJFBtd.png)