溶媒の圧縮率の影響による脈動値の増大を小さくするために、圧縮率補正を行っています。
使用する溶媒の圧縮率を設定することにより、より精度の高い補正を行うことができます。
値は圧縮率(GPa)-1を入力します。テンキーで設定値を入力し、[Enter]キーを押します。初期値は0.45です。
移動相 |
圧縮率 (GPa)-1 |
水 |
0.45 |
アセトニトリル |
1.20 |
メタノール |
1.25 |
エタノール |
1.20 |
2-プロパノール |
1.20 |
ヘキサン |
1.60 |
シクロヘキサン |
1.25 |
酢酸エチル |
1.10 |
クロロホルム |
1.10 |
ベンゼン |
1.00 |
液化二酸化炭素(SFC) |
3.00 |
· 単一溶媒の場合
表を目安に、圧縮率を設定してください。
· 水/有機溶媒の混合液の場合
有機溶媒の濃度が50%以下の場合は、水の圧縮率「0.45」が推奨値です。50%を超える場合は、割合に応じて有機溶媒の圧縮率に近づけてください。
例) 水/アセトニトリル 50:50の場合「0.45」
水/アセトニトリル 30:70の場合「0.75」
· その他、または厳密な調整が必要な場合
1. 1.0mL/min以下で、実際に送液したい送液圧力に近い圧力がかかる抵抗管(またはカラム)を接続し、送液を安定させる。
2. 装置の圧力モニターのふらつきを確認しながら、COMPの設定値を0.45から0.05刻みで少しづつ上げていき、圧力モニターのふらつき幅が最も小さくなるCOMP値を見つける。