機種から探す
>
液体クロマトグラフ(HPLC)
>
イオンクロマトグラフ
>
【イオンクロマトグラフ】ノンサプレッサ方式で,弱アルカリ性の溶離液により陰イオンの分析を行っているのですが,ベース...
戻る
No : 2869
公開日時 : 2020/10/21 22:09
印刷
【イオンクロマトグラフ】ノンサプレッサ方式で,弱アルカリ性の溶離液により陰イオンの分析を行っているのですが,ベースラインがドリフトしたり,時間とともに保持時間が変化したりします。何が原因でしょうか?
【イオンクロマトグラフ】ノンサプレッサ方式で,弱アルカリ性の溶離液により陰イオンの分析を行っているのですが,ベースラインがドリフトしたり,時間とともに保持時間が変化したりします。何が原因でしょうか?
カテゴリー :
機種から探す
>
液体クロマトグラフ(HPLC)
>
イオンクロマトグラフ
回答
空気中の炭酸ガスが溶解して溶離液の組成が変化したことが原因です。
説明:アルカリ性水溶液に炭酸ガスが溶解しやすいということはよく知られた現象です。炭酸は水溶液中でイオン化し,溶離液の組成やpH を変化させます。イオンクロマト用の溶離液には希薄な緩衝液が使用されることが多いので,少量の炭酸が溶解しただけでも保持時間や分離に影響を与えます。
このような溶離液を使用する場合は,炭酸ガストラップを装着することにより,ベースラインや保持時間の安定性を向上させることができます。