マニュアルチューニングでは、ピークを観察しながらマニュアルで装置を調整できます。マニュアルチューニングでピークが確認できないときは、オートチューニングを実行してください。
注記:
• 標準試料を用いたイオン観察はESI分析でできます。
• APCI プローブが取り付けられている場合は、ESI プローブに交換してください。
1. 標準試料を接続する。
2. LabSolutionsを起動する。
3. (チューニング)アイコンをクリックする。
チューニング画面が開きます。
4. (マニュアルチューニング)アイコンをクリックする。
マニュアルチューニングの画面が開きます。
5. ネブライザガス、各ヒーター(DL、ブロック)、MS 検出器ボタンをON にする。
6.

(標準試料)ボタンをONにする。
試料配管内部が標準試料で満たされるまで、約1分間試料は流れません。
7. マニュアルチューニング画面でピークを確認する。
マニュアルチューニングでは、各分析モードにおいて以下のイオンを観察できるように画面設定されています。
• ポジティブモードで設定されているイオン
ポリエチレングリコール(PEG)のピークがm/z168.1、256.15、344.2、564.35、1004.6、1224.7に観察されます。
• ネガティブモードで設定されているイオン
ラフィノースのピークがm/z503.15、1007.3に観察されます。
• 表示画面数の切替
• 正イオン、負イオンのモニタの切替
• モニタするm/z値の入力
• モニタ倍率を変更する場合
[倍率]に数値を入力します。
イオン観察枠内にマウスを移動しダブルクリックすると最大強度で規格化し、表示されます。
注意: 表示倍率が1 倍のときにピークが飽和しないように検出器電圧を調整する。検出器の感度低下の原因となります。
8. (チューニング結果)をクリックし、マニュアルチューニングを終了する。
保存確認のメッセージが表示されます。マニュアルチューニング結果を保存する場合は、[はい]をクリックします。

9. マニュアルチューニングで観察した標準試料のピークプロファイルとスペクトルを「保存する/しない」を選択する。
[はい]を選択すると次のメッセージが表示されます。
10. 保存したチューニングファイルを、デフォルトチューニングファイルとして使用するかしないかを選択する。