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  • No : 6664
  • 公開日時 : 2021/07/29 14:03

(ICPE) ガラスウェア、試料吸い上げ管、ドレンチューブの交換、点検

プラズマトーチや試料導入系などのガラスウェアは時々洗浄あるいは交換の必要があります。
 
警告: やけどをする恐れがあります。プラズマスタンド内の作業はプラズマ消灯後3分以上たった後に行ってください。
注意: ガラスウェアは割れものですので取り扱いには充分注意してください。
 
1. トーチ
  以下の様な場合はトーチの交換または洗浄が必要です。
  • トーチが溶けた場合。(外周)
  • トーチセンターオリフィスに試料が付着した場合。
  • 高濃度のホウ素(B)を含む試料を分析したのち、ホウ素の微量分析をする場合。
  • トーチセンターオリフィスが溶融したり破損したりした場合。
  注記: トーチセンターオリフィスの先端内径が小さくなった場合は、トーチを装着した状態では確認することができません。
    元素のスペクトルが出ない、また強度が弱くなった場合は、トーチセンターオリフィスの先端の溶融、内径の変化も原因のひとつです。トーチを取り外し確認してください。
 
2. ネブライザー
  高塩試料等を分析すると、ネブライザーの先端に析出物が付着します。
  このような試料を分析する場合はかならずウォータバブラ(オプション)を使用してください。
  ネブライザーの先端がつまると試料の吸い上げスピードが非常に遅くなったり、止まったりします。この場合、ネブライザーの交換または洗浄が必要です。
 
3. スプレーチャンバー
  以下の様な場合はスプレーチャンバーの交換または洗浄が必要です。
  • 汚れが目立ってきた場合。
  • 破損またはひびが入り、ガス漏れして影響する場合。
 
4. ガラスウェアの洗浄
  塩酸 2 mol/L 溶液で洗浄します。
  必要に応じ、硝酸や混酸(塩酸+硝酸)溶液で洗浄します。
  注意: ガラスウェアは超音波洗浄をしないでください。フッ化水素酸など、ガラスを溶かす溶液で洗浄しないでください。
 
機種を選択してください。

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