• 文字サイズ変更
  • S
  • M
  • L
  • No : 6506
  • 公開日時 : 2021/06/28 10:40
  • 印刷

(PDA) アルゴンガスボンベの交換方法

(PDA) アルゴンガスボンベの交換方法
カテゴリー : 

回答

アルゴンガスボンベ(以降、「ボンベ」と表記します。)についている減圧器(1)の表示が2 MPa以下になったら、ボンベを交換してください。
ボンベを交換するときに配管内に空気が入ると、配管内のアルゴンガス純度が低下して発光不良を起こし、分析値が安定するまでに時間がかかります。
以下の手順でボンベを交換してください。(手順中の番号(1)~(3)については、以下の参考配管図を参照してください。)
 
注意: ボンベの残圧を「0」にしない。ボンベや配管に空気が混入するおそれがあります。
 
1. 充填しているボンベNo.2のメインバルブ(2)を開く。
2. 空になったボンベNo.1のメインバルブ(2)とボンベの元栓を閉じる。
3. 交換するボンベNo.1 に減圧器(1)を接続する。
4. ボンベNo.1の元栓を開く。
5. ボンベNo.1のパージ用バルブ(3)を2~3回開閉して、配管内の汚れたガスを排出する。
6. ボンベNo.1のパージ用バルブ(3)を閉じる。
注記:
  • 分析対象の元素に窒素が含まれるときは、特に注意してボンベを交換してください。
  • ボンベを交換するときは、配管内にほこりなどが入らないようにしてください。
  • ボンベの残圧を毎日確認し、2 MPa以下になればボンベを交換してください。
  • ボンベと減圧器を接続した状態にしておいてください。
    減圧器を長時間放置していると、配管内にほこりや水分などが混入するおそれがあります。
(1) 減圧器アルゴンガス用: 高圧側圧力: 15 MPa (150 kgf/cm2), 出口圧力: 140~200 kPa (1.4~20 kgf/cm2)
(2)メインバルブ: ステンレス製のものを使用してください。
(3)パージ用バルブ: ボンベを交換するときの配管内の空気抜き用です。できる限りメインバルブの近くに取り付けてください。
(4)配管:  分析装置とアルゴンガスボンベ間の距離が5 m内のときは、ポリプロチューブ(P/N:016-43505)を使用してください。
    分析装置とアルゴンガスボンベ間の距離が5~40 mのときは、上図のように途中のアルゴンガス圧力を500 kPa(5 kgf/cm2)に設定し、
分析室内に減圧器を設置してください。(図中★)
      • 高純度ガス用ステンレス間: 内経:6 mm以上
      • 管径、施工方法などについては、専門の施工業者と相談してください。
      ヒント: 配管用ティー、エルボなどは、くい込み式を使用すると便利です。

アンケート:ご意見をお聞かせください

ご意見・ご感想をお寄せください ご返信が必要な場合は、画面下部の4つのお問い合わせボタン(赤色)からお願いします
本サイトはPKSHA Communication社のシステム"PKSHA FAQ"を利用しています。