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  • No : 5321
  • 公開日時 : 2021/03/31 11:43
  • 更新日時 : 2022/07/08 15:32
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(AA) GFA, 温度センサ部のクリーニング

(AA) 温度センサ部のクリーニング (GFA-7800/7000)
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回答

警告: フィルタはガラス製です。破損しないよう注意して取り扱ってください。割れたガラスによってけがをするおそれがあります。
 
グラファイト炉加熱時、グラファイトチューブ表面から放射された光は、グラファイトキャップの発光検出孔を通って温度センサ部内に入り、フィルタを通ってフォトセルに照射されます。グラファイトチューブの温度とフォトセルの出力信号との間には一定の関係があり、この関係が装置内メモリに記憶されています。そして、フォトセルの出力信号が設定温度に対応する信号になるように、グラファイトチューブに流れる電流が自動的に調節されます。
そこでグラファイトチューブからフォトセルまでの光路が、ススなどで塞がれた場合には、グラファイトチューブが設定された温度に到達していてもフォトセルの出力信号は正常な場合に比べて小さく、さらにグラファイトチューブに流れる電流が増大するため、グラファイトチューブは正常な場合に比べ非常に高い温度で加熱されることになります。
 
試料加熱時約0.5 L/min のアルゴンガスが光導入部に流れ、グラファイトチューブから噴出される煙、ススなどの進入を防いでいますが、毎日測定している場合には、1 週間ごとに、また、数日の間をおいて測定する場合には測定開始時に下記の手順でクリーニングしてください。
 
1. センサブロックの上面にある押しネジを緩めて、フォトセル部をセンサブロックから後方に抜きます。
2. フォトセル部のフィルタを清浄なペーパークロスなどで拭きます。
3. センサブロックのフォトセル部がはめ込んであった穴の内壁も清浄なペーパークロスなどで拭きます。
4. フォトセル部をセンサブロックに元どおりはめ込み、押しネジで固定します。

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