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  • No : 4958
  • 公開日時 : 2021/02/08 18:13
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(HPLC) 【アミノ酸分析システム】システムの停止

(HPLC) 【アミノ酸分析システム】システムの停止
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回答

• 1~2日程度停止する場合
一連の分析が終了し、1~2日以内に同様の実験を続ける場合は、反応液流路を精製水に置換してください。
1. 検出器のランプをOFFにする。
2. 次のようにパラメーターを設定する。
  B.GE1 の流量(LC-20ABのトータル流量): 0.3 mL/min
  B.GE1 の B.Conc(LC-20AB-Bの比率(%)): 0 %
  移動相切替バルブ(Pump A)(FCV-11ALSのポートSV A): A (移動相A(AA-MA)側)
  ISO.2(LC-40D1台目の流量): 0 mL/min
  ISO.3(LC-40D2台目の流量): 0 mL/min
  CTO: 0 ºC(温度調節なし)
3. 分析カラムの温度が室温近くになるまで10~20分間送液する。
  カラムオーブンの扉を開けてもかまいません。
4. 反応液送液用を含むすべてのポンプおよびカラムオーブンの動作を停止する。
5. 反応液用送液ユニットLC-40D、2台に精製水をセットする。
6. ドレインバルブを開けて約2分間置換したあと、ドレインバルブを閉じ、各0.2 mL/minで約10分間送液する。
  移動相用送液ユニットLC-20ABは溶液を置換しないで、送液を停止したままにします。
  注記:
  • 反応液には高濃度の無機塩が含まれています。放置すると塩の析出、ひいては目詰まりを引き起こします。反応液用送液ユニットは必ず精製水に置換し、さらに精製水を約10分間送液して反応管と蛍光検出器内の流路から塩を洗い流してください。
  • 洗浄後の精製水のびんを次の分析までそのままにしておくときは、必ず廃液容器よりも高い位置に置いてください。廃液容器より低い位置に置くと、逆流するおそれがあります。逆流を防ぐためにも、分析終了後は必ず廃液を処理してください。
7. 反応液用送液ユニットの動作を止め、装置の電源を切る。
8. 廃液の処理する。
 
• 3日以上停止する場合
しばらく停止する場合は、分析カラムとアンモニアトラップカラムを装置から取り外し、全流路を精製水で洗浄してください。カラムを取り外す前に、移動相Aでカラムを洗浄してください。
1. 「1~2日程度停止する場合」の手順1.~4.を行う。
2. カラムへの負荷圧がほぼゼロになったことを確認して、分析カラムおよびアンモニアトラップカラムを取り外す。
  注記: 取り外したカラムは必ず密栓してください。カラム内の充てん剤は、一度乾燥したら著しく性能が低下します。
3. 分析カラムおよびアンモニアトラップカラムを取り外した場所にカップリングジョイントを取り付ける。
4. すべての移動相溶液および反応液の代わりに精製水をセットし、HPLC用ポンプを精製水で置換する。
5. ドレインバルブを閉じ、全ポンプから精製水を約10分間送液する。
  流量は移動相、反応液ともに分析時と同じにしてください。
6. 全送液ユニットの動作を止め、装置の電源を切る。
7. 廃液の処理をする。
  注記: 洗浄後の精製水のびんは次回の分析までそのままにしておくときは、必ず廃液容器より高い位置に置いてください。廃液容器より低い位置に置くと、逆流するおそれがあります。逆流を防ぐためにも、分析終了後は必ず廃液を処理してください。
 
• 長期間使用しない場合
精製水は時間が経つと腐ります。長期間(数週間)使用しない場合は、精製水で流路を置換した後、全流路をメタノールまたはエタノールに置換してください。
注記: 分析カラムやアンモニアトラップカラムに高濃度のアルコールを通液すると性能が劣化します。次回使用時には流路を精製水で洗浄してからカラムを取り付けてください。
6ヶ月以上使用しないときは、カラム封入液を置換し、カラムを保管してください。方法はこちら

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