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  • No : 2910
  • 公開日時 : 2020/10/22 14:45
  • 更新日時 : 2024/02/21 15:01
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【イオンクロマトグラフ】電気再生型のサプレッサシステムの分析終了時の手順

【イオンクロマトグラフ】電気再生型のサプレッサシステムを使っているのですが,この装置での分析終了時の手順を教えてください。
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回答

溶離液の送液停止と一緒にサプレッサコントロールも停止してください。
 
解説:
サプレッサカートリッジの再生時には電圧がかかるため,溶離液を送液した状態にしておかないとカートリッジが発熱してカートリッジ内の充てん剤が劣化します。最悪の場合は,カートリッジが破裂して液漏れすることもあります。そうなったら洗浄では回復しないため,カートリッジを新品のものと交換するしかありません。したがって,サプレッサに再生電圧がかかっている状態でポンプの動作を止めたり,流量を著しく下げたりする操作は避けてください。
一方,サプレッサコントロールを停止した状態で溶離液を送液し続けるのも避けた方が無難です。サプレッサが再生されないまま溶離液成分を吸着し続けるため,イオン交換基が飽和してしまいます。ただし,この場合はサプレッサのフルリジェネレート (強制再生) を行うことにより再使用が可能となります。
このように,電気再生型のサプレッサシステムを使用する場合には,溶離液の送液とサプレッサコントロールとを対にして動作させる必要があります。

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