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  • No : 2895
  • 公開日時 : 2020/10/22 11:16
  • 更新日時 : 2024/02/21 15:34
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【イオンクロマトグラフ】分離不十分な箇所があるので,もっと分離をよくしたい

【イオンクロマトグラフ】ピーク形状も保持時間も正常だが,分離不十分な箇所があるので,もっと分離をよくしたい。
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回答

溶離液の塩濃度を下げて全体の保持時間を遅らせることにより,わずかながら分離を改善することができます。
 
解説:
イオン交換モードにおいては,溶離液中の塩濃度が大きくなるほど各ピークの溶出が早く,小さくなるほど溶出が遅くなる性質があります。したがって,溶離液の塩濃度を下げることによって全体の溶出が遅くなり,分離が若干改善される可能性があります。
なお,溶離液の流量を下げることによっても保持時間を遅らせることはできますが,分離能力的にはほとんど改善されません。
この他,溶離液の組成 (pH など) を変更する,カラム温度を変更するなどの方法により,分離が改善される可能性もあります。
 
溶離液組成を変更しても必要な分離が得られない場合は,分離カラムの変更を検討してください。

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