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  • No : 2890
  • 公開日時 : 2020/10/22 11:02
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【イオンクロマトグラフ】標準溶液を分析したときに,以前よりピークが全体に太くなり,分離が悪くなりました。原因と対策は?

【イオンクロマトグラフ】標準溶液を分析したときに,以前よりピークが全体に太くなり,分離が悪くなりました。原因と対策は?
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回答

カラムの性能が低下した可能性があります。また,インジェクタが原因ということも考えられなくはありません。
 
解説:
カラム性能が低下したときにもっとも顕著に現れる症状が,このような「ピークが太い」「近接したピーク間の分離が低下した」といった現象です。保持時間があまり変化せず,ピーク形状に明らかな違いが見られるようなら,分離カラムに問題がある可能性が大といえます。
このようなときにまずやるべきことは,ガードカラムを外した状態で同様の分析を行い,クロマトグラムを比較することです。ガードカラムを外しただけでピーク形状が回復するようなら,原因はガードカラムと見て間違いありません。逆に,ガードカラムを外しても症状が変わらないようならメインカラムの性能低下が疑われます。問題のある方を洗浄もしくは交換しましょう。

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